テクノロジ生活

水素を吸わない物質を混ぜて、水素を吸わせる

最近あまり耳にしなくなった「水素吸蔵合金」だが
地道に研究は進められているようである。

日刊工業新聞によると:

京都大学の北川宏教授や九州大学などの研究チームは、水素を吸収し貯蔵できるナノサイズの合金を開発した。

ロジウムと銀を原子レベルまで細かくし混ぜることで、水素吸蔵材料として利用されているパラジウムのおよそ半分の量の水素を吸蔵する合金を作れた。

開発した手法を応用して、資源確保が課題とされるレアメタルのパラジウムを使わずに、燃料電池用の水素吸蔵材料をつくる研究の進展が期待できる。   

ロジウムと銀はどちらも水素を吸わない物質。水素を吸わない物質を合金にし、水素を吸収できる物質を作った例は初めてだという。 <http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820101123aaaq.html>

この技術の面白い点は
レアメタルであるパラジウムを使わずに水素吸蔵合金を作ってしまったよ、
ではなくて、

水素を吸わないロジウムと銀を混ぜて、水素を吸う合金を作ったぜ
ってことだ。

ほんっと、面白い。
物質材料って 混ぜ合わせることによって無限の可能性が開かれる。
すごいもんだ。

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防衛省、球形飛行物体開発-壁に張り付き窓越しに偵察!?

日刊工業新聞によると

遠隔操作でさまざまな場所での離着陸や空中停止、壁への張り付きが可能―。

防衛省技術研究本部先進技術推進センターの佐藤文幸氏が球形飛行物体を開発した。直径42センチメートル、重量350グラムの球形体に飛行機に必要な要素を収めた。市街地や森林での低空飛行や地上回転移動、高所長期監視、窓越しの偵察などの用途が見込まれ、実用化が注目される。

 機体は垂直に離着陸できる。姿勢を制御する操縦舵面は通常の飛行機では機体の後方にあるが、前方に置くことで、空中と接地中の姿勢制御を共通にした。推力を増せば、壁面などに同物体を押し付けることもできる。今後は、乱気流や特異な地形を考慮して耐環境性を改善する考えだ。

   プロペラとモーター、空気の流れを整えるダクト翼、8枚の舵面などで構成しており、カメラなどを搭載可能。空中停止時間は8分、最高速度は毎時60キロメートル。製作費は約11万円。
<http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420101110aaao.html>

すごい。
写真はこちら。
http://www.nikkan.co.jp/news/photograph/images/nkx20101110.jpg

これはハロの原型になるのでは!?

つーか、これを作ったエンジニアは、絶対ガンダム世代だと思う。

制作費11万円というのも、何気にすごい。


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Firefox3をインストールしてみた

Firefox3がリリースされたので、早速インストールしてみた。OSはWindowsXP Homeエディション。

Firefox2.0ではメモリ食いすぎで、困っていたのだ。


んー。
結果としては、失敗。まだ早い。
というのは、以下の問題が発生したからだ。

  - ブックマークがおかしくなってしまった。
    具体的には、かなり以前にエキスポートした内容に戻ってしまった。
    Firefox3をインストールする直前のブックマークは消えてしまった(涙)。

  - ブラウザ記憶していたID/パスワードが一部消えてしまった。
    ブックマークと同じ現象。かなり古い内容に置き換わってしまった。

困ったもんだ。
やっぱ初物はいろいろ不具合がある。

これからインストールする人は、ブックマークを一度エキスポートして(バックアップを取ってから)欲しい。

アドオンは対応してないのが結構ある。

  - tab mix plus が対応していない。
     暫定対応として、開発版をインストールした。

  - はてなバーがインストールできない。
    about:config で extensions.checkUpdateSecurity = false を設定するとインストール可。
    (参考:スラッシュドットの記事:Firefox 3正式リリース)

  - All-in-one gestures が対応していない。
     FireGesture に乗り換えた。

では、良い点。
メモリの使用量が劇的に少なくなった。

私は20個程度のタブを常に開いているのだが、Firefox2.0のころはメモリ使用量が200~300MB程度であった。これが200MB弱に減った。

これに伴い動作も軽快になった(気分)。起動停止も速くなった。

それにしても、ブックマークがおかしくなったのにはガッカリした。
これからまた、コツコツ構築しないと。
しかしな、作業前にバックアップしなかった私が悪いのか。
反省。

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0億円2時間で犯行予告収集サイトを構築

先日、秋葉原で暴漢による無差別殺人事件が発生した。
「誰でもいいから殺したかった」と犯人は言う。ひどい事件だ。
亡くなった方のご冥福をお祈りする。

この事件の犯人は、数日前からインターネット上の掲示板に、犯行をにおわす書き込みを行っていた。本事件に限らず、自殺の予告などをインターネット掲示板に書き込む行為は多いという。

そこで我らが総務省が重い腰を上げた。「犯罪予告検知のソフト開発へ=来年度予算で要求-通り魔事件受け増田総務相」によると

増田寛也総務相は11日、インターネット上の犯罪予告を検知できるソフトウエアの開発費を、来年度予算の概算要求に盛り込む方針を明らかにした。同日開かれた、東京・秋葉原の通り魔事件を受けた再発防止のための関係閣僚会議終了後、記者団に語った。

とのことだ。記事によると今後、数億円がつぎ込まれるらしい。

ところがそんな中、あっさりと「犯行予告収集システム」を作ってしまった人が現れた。株式会社ロケットスタートの矢野さとる氏がその人だ。なんと、0億円、2時間で「予告.in」なるサイトを作ってしまったというのだ。すごい。

もちろん「犯行予告収集システム」の仕様については、総務省の仕様と矢野さんが作ったサイトの仕様では異なる。総務省の仕様はできるだけ機械的に情報を処理して自動的に警察に通報する。対して予告.inでは情報の収集はソフトでやるが、その信憑性の判断、警察への通報はWebを見ている人が行う。Webに集う人々の力を利用するという点では、いわゆるWeb2.0的な設計だと思う。

予告.inについてのロケットスタート社長のコメントが「予告.inについて少し真面目に述べてみる」に上がっている。
これによると、総務省に対抗する意図はないようだ。しかし予告.inを使えるなら使ってほしい、というロケットスタートからの申し出については何の返答もないらしい。

電話をしてみたりしたのですが、やっぱりなかなか取り次いでくれず、、、これも総務省さんが悪いというより伝え方が下手すぎると思うんですよね。

予告.inを使うと、取れるはずだった数億円の予算が取れなくなるからかなー、なんて想像したりする。

予告.inの良いところは、仕様をスリムにして「機能はこれだけあれば、犯行予告を収集するには十分だろ」と割り切ったところだと思う。後は人で出来る、と。プログラマのセンスだ。
そしてそれをサクっと実装した。この実装力もすごい。見習わなければならない。

さて、今後の総務省の展開が楽しみだ。
ロケットスタートの申し出にどう答えるのか。そもそも、数年後?に総務省版予告.inはりリースできるのか? 開発に数年もかけてると、その間に社会情勢は変遷し、せっかく作ったシステムも役に立たなくなるかもしれない。ここら辺のスピード重要っていう感覚が総務省になければ、総務省版の開発は危ないなー。


 

関連リンク:
    スラッシュドット: 総務省が犯行予告自動収集システムの開発を企画……が、0円で作っちゃった人が登場

    ITMedia:犯行予告収集サイト「予告.in」公開 「0億円、2時間で作った」


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水で発電:ウォーターエネルギーシステム??

面白いネタを発見。
Gigazineに
水から電流を取り出すことを可能にした新しい発電システム「ウォーターエネルギーシステム」を見に行ってきました
との記事が。

水で発電???
水力発電以外で?
単なるトンデモ系の技術発表かと思いきや、なにやら結構大きな話題になっているようだ。
上記記事によると

今回の発表は民主党・無所属ネット議員団のまちづくり部会長「中川隆弘」議員と環境農林部会長「森みどり」議員も出席していました。

とのことだ。
TV東京のWBSでも放送があった(水で走る自動車)

日経のTech-onにも関連記事がある(「水と空気だけで発電し続けます」,ジェネパックスが新型燃料電池システムを披露)。

ほんとうに水で発電できるのか?
これは世紀の大発明か、はたまた科学を装った詐欺か?政治家の資金集めか?
疑問は尽きないなー。

動作原理を説明する動画などがYoutube にアップロードされている。
検索するとこんなにたくさん。

ところで。水は非常に安定した物質だ。
その安定した水を化学変化させてエネルギーを生み出すには、安定した状態を壊すきっかけとなるエネルギーが必要だ。水は安定しているだけに、そのきっかけエネルギーは大きくなくてはならない。また、化学変化を継続させるには、きっかけエネルギーを継続的に与えなくてはならない。そのエネルギーをどうやって得ているのか?
疑問は尽きない。

ガソリンの場合、化学変化のきっかけとなるのは初期状態で与えられる熱エネルギーだ(例えばマッチの火)。ガソリンはそんなに安定していないので、きっかけが与えられれば化学変化を起こし、熱を発する。そしてその熱を元にして連鎖的に化学反応(燃焼)が継続できる。

今回のウォーターエネルギーは、触媒によって水の化学変化を継続的に起こしているらしい。その肝心カナメの部分は秘密のようである。

もし本当に水から電気が取り出せるのなら、これは大発明だ。ノーベル賞ものである。
今後の経過を見守りたい。

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相次ぐATM障害 システム複雑化で今後も続く?

朝日コム「相次ぐATM障害 システム複雑化で今後も続く?」によると

 金融機関で現金自動出入機(ATM)のトラブルが相次いでいる。4月以降だけでも大手3行で障害が起き、預金引き出しなどが滞った。公的資金返済などを優先し、手が回らなかったシステム更新に乗り出した矢先のトラブル。システムは複雑化しており、今後も続く懸念が残る。

とある。

つい先日までITドカタをやっていた視点で見ると、まあ、これはしょうがないと思う。

全てのケースを想定した完全なテストなど、理論上できないのだから。バグを一掃する完全なテストが不可能というのは、コンピュータサイエンスが教えるところだ。
そうである以上、ソフトウェアの不具合の可能性は、必ず存在する。

過去記事でも書いたが、三菱東京UFJ銀行はシステム統合の開発に11万人月の工数をかけた。金額で言うと2500億円だそうだ。その1/3はテスト工数に費やした。それでも不具合が出た。

ちなみに。
三菱重工が国産中型ジェット機MRJを開発している。これは多くの企業を巻き込んだ日本の国家プロジェクトでもある。航空機の開発には非常に多額のコストがかかるが、それでも開発費は1500億円である。三菱UFJの2500億円というシステム開発費がいかに巨額であるかが分かる。バカげてる、と思えるほどだ。

まー、そういうわけで、金融機関などのシステムが一時的に障害を起こしても、そんなに怒らないでほしいのだ。大変なのよ、システム開発って。

そして、これは金融機関だけでなく、家電品や自動車、そして原発でも起こりうるのだ。
私たちのこの社会は、いつ不具合が露見するかわからないシステムに依存している。
怖い時代だねー。

でもしょうがないね。
私たちが自分自身で作った社会だからねー。



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こんな大画面ディスプレーなら欲しい!

産経ニュースの曲がる超薄型軽量大画面”ディスプレー! 篠田プラズマによると

プラズマチューブを使った次世代の大画面ディスプレー開発のベンチャー企業、篠田プラズマ(神戸市中央区)は15日、表示部分の厚さ1ミリと超薄型で、等身大の映像表現を楽しめる125型試作機(3メートル×1メートル)を報道陣に公開した。

ということである。
すげー。
125インチなのに、厚さ1mmだぞ。
すげー。
これなら欲しいなぁ。
実はうちのテレビは37インチなのだ。本当は50インチくらいが欲しかったのだが、重量を考えて泣く泣く37インチにしたのである。
50インチになると重量も50kgくらいにはなり、一人では動かせなくなる。部屋の模様替えや掃除のとき、これでは困るのだ。

これが厚さ1mmになれば、当然軽くなるだろう。付属の電子回路を含めての10kg以下だろう。すばらしい。
こんな大画面でマクロスFを観たら、もう、すごすぎてトリップしてしまうかもしれないな。




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11万人月の努力と根性

日経ITProの

6000人が作ったシステムは必ず動く

によると

 

最盛期の開発要員6000人,開発工数11万人月,投資額2500億円,取引件数1日1億件。三菱東京UFJ銀行が「Day2」と呼ぶ,勘定系システム 一本化プロジェクトの成果物である。6000人のシステムズエンジニア(SE)が作り上げた巨大システムは,2008年5月の連休明けに必ず動くはずだ。

という大規模システムがGW明けに稼動する。
開発工数11万人月だ、11万人月!!
目が遠くなる。

6000人のSEが同時期に集まったのであって,「6000人月」ではない。開発工数は先に書いた通り,11万人月である。

なのである。
IT業界で食べている人なら分かるが、11万人月という工数は膨大なものだ。そもそもそんな巨大な開発を管理できるのか、とまず疑問に思う。
が、管理できたのだろう。連休明けにはカットオーバーらしいから。
一体どのような管理手法を用いたのか、興味シンシンである。
人が増えれば協調作業のための通信(打合せ)も増えるので、管理のミソは通信量を如何に減らせるかにあったのではなかろうか。

ちなみに記事を読むと、この11万人月にはマネージャレベルの人は含まれていないらしい。プログラマが含まれるか否かは読み取れないが、12ヶ月間の工数でさえ6000 x 12ヶ月=  7.2万人月に達する。よってプログラマを含めれば11万人月では済まないであろう。

史上まれに見る大規模システムの開発だ。
エンジニアの皆さんにはそれぞれ涙涙のドラマがあったことだろう。徹夜続きで体を壊した人、仕事が忙しくて彼氏彼女を失った人、プレッシャーに耐え切れずに鬱になった人・・・
それらの人々の犠牲の上に大規模システム開発は成り立っている。そのことを忘れずに、Day2システムの無事なカットオーバを期待する。

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IT業界のお仕事

先日仕事仲間の飲み会に参加した。
私はIT業界の末席を汚している。ひと月に一回のペースで、同業者達とちょいとした飲み会を開催している。

そこでの今回の話題。
それは、IT業界の仕事が最近つまらなくなったということだ。
WEBやJavaが台頭してきた頃、あの頃は業界にちょっとした熱気があった。
世界が変わりそうな、そんな妙な期待感があった。
WEBのプロトコルやオブジェクト指向的プログラミング、WEBアプリのデザインパターンなどを懸命に勉強した。勉強したことを即、実務に適用した。いろんなものが刺激的で、飽きなかった。深夜まで仕事をしても充実して楽しかった。

しかし最近は違う。
もう煮詰まった感がある。ワクワクしない。
ちょっと残業すると、翌日つらい。
WEBアプリの請負ばかりをやっているからそうなのかも知れない。
年を取ってきたので体力/気力が落ちてきたからかもしれない。

WEBシステムとは極論すると、ブラウザ画面とバックエンドのDBとの間で、情報を出し入れするだけのシステムだ。
こんなのは数をこなせば退屈なだけだ。
しかも安い開発費にも関わらず、短期間で高い品質を求められる。HTMLに記述したスペース文字が" "であるか、&nbsp; であるか、などのくだらない違いでバグ扱いされたりする、病的なお客さんもいる。
いきおい残業は多くなる。
現場は疲弊するだけだ。
昔の工場は3Kとか言われたが、情報産業は5Kとも7Kとも言われる。
最近は大学の情報工学部に学生が集まらないという話だが、むべなるかな、である。

このように先日は、ひさしぶりにグチだらけの飲み会になってしまった。
IT業界の状況は、かなり「疲れてる」なぁって感じだ。
もしこのままIT業界に就職する人が増えなければ、オフショア開発の方が国内開発よりも多くなるかも知れない。
しかし、日本式のこのままの開発スタイルを続けると、オフショア開発やってる現場がまた疲弊し、日本の仕事を受けてくれる会社がなくなってしまうかもしれない。
そうなると開発単価もあがるだろうから、そうなったら現場も少しは救われるか。

日本の現場ITエンジニアの選択肢は、(1)残存開発者が少なくなるまでこのまま耐えて残存者利益を得るか、(2)さっさとIT業界からオサラバするか、だ。

私は(2)を選択する。
これが正しい選択なのかは分からない。私の場合、収入は1/3に激減する。しかしこのつまらないIT業界でダラダラ生きるよりは、自分のやりたい生活を追い求めた方がずっと気分が良いではないか。
人生の最後、死ぬ時まで選択の正しさは分からない。
死ぬ間際、人生オッケーだったな、と思えればそれでオッケー、オッケーだ。

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「世界最古級のコンピューター」は現役で動いているらしい

NIKKEI NET によると
世界最古級のコンピューター、20年「還暦」まで現役・富士通  

富士通は1959—60年に製造し、今も自社内で使っている世界最古級のコンピューターを2020年ごろまで使い続ける方針を決めた。最終的な寿命は約 60年と人間でいえば「還暦」まで現役を続けることになる。コンピューターメーカーとしての基礎を作った旧型機を使い続けることで若手への技能伝承につなげるとともに、歴史の“生き証人”として外部にも公開していく。

らしい。
すごい。
1960年代のコンピュータを今でも使っているなんて。
またそれを2020年まで使い続けるなんて。
「FACOM(ファコム)-128」という機種だそうだ。そういえば学生時代(1985年ごろだな)に使った機種もFACOMであった。FACOM-256という看板が付いていたような気がする。
末永く元気に働き続けてほしい。

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