« 水で発電:ウォーターエネルギーシステム?? | トップページ | Firefox3をインストールしてみた »

0億円2時間で犯行予告収集サイトを構築

先日、秋葉原で暴漢による無差別殺人事件が発生した。
「誰でもいいから殺したかった」と犯人は言う。ひどい事件だ。
亡くなった方のご冥福をお祈りする。

この事件の犯人は、数日前からインターネット上の掲示板に、犯行をにおわす書き込みを行っていた。本事件に限らず、自殺の予告などをインターネット掲示板に書き込む行為は多いという。

そこで我らが総務省が重い腰を上げた。「犯罪予告検知のソフト開発へ=来年度予算で要求-通り魔事件受け増田総務相」によると

増田寛也総務相は11日、インターネット上の犯罪予告を検知できるソフトウエアの開発費を、来年度予算の概算要求に盛り込む方針を明らかにした。同日開かれた、東京・秋葉原の通り魔事件を受けた再発防止のための関係閣僚会議終了後、記者団に語った。

とのことだ。記事によると今後、数億円がつぎ込まれるらしい。

ところがそんな中、あっさりと「犯行予告収集システム」を作ってしまった人が現れた。株式会社ロケットスタートの矢野さとる氏がその人だ。なんと、0億円、2時間で「予告.in」なるサイトを作ってしまったというのだ。すごい。

もちろん「犯行予告収集システム」の仕様については、総務省の仕様と矢野さんが作ったサイトの仕様では異なる。総務省の仕様はできるだけ機械的に情報を処理して自動的に警察に通報する。対して予告.inでは情報の収集はソフトでやるが、その信憑性の判断、警察への通報はWebを見ている人が行う。Webに集う人々の力を利用するという点では、いわゆるWeb2.0的な設計だと思う。

予告.inについてのロケットスタート社長のコメントが「予告.inについて少し真面目に述べてみる」に上がっている。
これによると、総務省に対抗する意図はないようだ。しかし予告.inを使えるなら使ってほしい、というロケットスタートからの申し出については何の返答もないらしい。

電話をしてみたりしたのですが、やっぱりなかなか取り次いでくれず、、、これも総務省さんが悪いというより伝え方が下手すぎると思うんですよね。

予告.inを使うと、取れるはずだった数億円の予算が取れなくなるからかなー、なんて想像したりする。

予告.inの良いところは、仕様をスリムにして「機能はこれだけあれば、犯行予告を収集するには十分だろ」と割り切ったところだと思う。後は人で出来る、と。プログラマのセンスだ。
そしてそれをサクっと実装した。この実装力もすごい。見習わなければならない。

さて、今後の総務省の展開が楽しみだ。
ロケットスタートの申し出にどう答えるのか。そもそも、数年後?に総務省版予告.inはりリースできるのか? 開発に数年もかけてると、その間に社会情勢は変遷し、せっかく作ったシステムも役に立たなくなるかもしれない。ここら辺のスピード重要っていう感覚が総務省になければ、総務省版の開発は危ないなー。


 

関連リンク:
    スラッシュドット: 総務省が犯行予告自動収集システムの開発を企画……が、0円で作っちゃった人が登場

    ITMedia:犯行予告収集サイト「予告.in」公開 「0億円、2時間で作った」


|

« 水で発電:ウォーターエネルギーシステム?? | トップページ | Firefox3をインストールしてみた »

テクノロジ生活」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/504795/41529210

この記事へのトラックバック一覧です: 0億円2時間で犯行予告収集サイトを構築:

« 水で発電:ウォーターエネルギーシステム?? | トップページ | Firefox3をインストールしてみた »